このZ+も、なかなかお目にかかることの無いピックアップです。
カタログ落ちしているので今では生産していないと思います。
ブラックフェイスのカバーで・・・・・・
EMG的なルックスで80年代の臭いがプンプンします。
音はハムバッカーにしては歯切れの良い高域が出ます。
ミニハムとフルサイズのハムバッカーの中間的なトーンです。
音の密度は
ミニハムほど薄くなく、ハムバッカーより薄い。
サスティンは
ミニハムより長く、ハムバッカーより短い。
音は以前紹介した、
DIMARZIOのZEMAITHIS専用?らしきピックアップと似ています。
歪み方が
ワイルド(DIMARZIO)
大人しめ&上品(Z+)
のような違いです。
ゲインを上げても歪みの粒の一つ一つが潰れたりすることが無いので、
分離も立ち上がりも速く感じます。
SHECTERのクォーターパウンド・ポールピース・ピックアップは立ち上がりは速いのですが、
アタックに高域成分が少なく滑らかなので
「ふわっ」と浮くように立ち上がっていきますが、
Z+は、
「シャキッ」と、他のSCHECTERより鋭さを感じます。
そのためなのか、
歴代のSCHECTERのピックアップのうち、
シングルを含めても最も高域が出るように聴こえます。
実際はMonsterToneの方が出ているかもしれませんが、
歯切れの良さはZ+の方が気持ち良くヌケると思います。
ハムバッカーほど低域は多くなく、
ミニハムよりは多く、
多くのハムバッカーより明るいトーンを持っています。
サスティンも長めでこの辺はハムバッカーに近いと思います。
ミニハムよりもノイズは少なくなっています。
クリーンも高域のキレがあるのでとても綺麗です。
カッティングをしてもあまりハイパワーではないので、
ボリューム・レベルを極端に気にすることなく使うことが出来ます。
カッティングよりアルペジオなどの単音弾きの方が高域の分離の良さが生きるトーンだと思います。
もし、所有されている方がいたら、なかなか手に入らないので大切にしましょう〜〜〜